伊勢市は三重県の志摩半島北東部にある、人口約12万4000人の街だ。この街にある伊勢神宮は神社本庁の本宗で、正式には「神宮」とのみいう。また、伊勢神宮は、市街地内にある外宮と、市街地の外れにある内宮で構成される。外宮は衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を、内宮は天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祭っている。

お伊勢さんとも呼ばれ、多くの日本人が「お伊勢参り」をしてきた。江戸時代には、伊勢の街は鳥居前町として栄え、多くの宿泊施設や飲食、物販施設が集積した。

よく知られた街である一方、アクセスはそれほどよくない。伊勢市にはJR参宮線と近鉄山田線、鳥羽線が乗り入れるが、参拝客、観光客の多くは名古屋や大阪から近鉄でやって来る。近鉄名古屋駅から伊勢市駅までは特急利用で約1時間半、大阪難波駅からは約2時間かかる。東京駅から新幹線に乗るなら3時間20分コースだ。