イラスト:岡村優太

テレワーク中心の生活になって1年。家にいるだけで疲れやすくなっていないだろうか。

「パーソナルトレーニングに訪れる際もそう訴える人が増えた」と話すのは、フィジカルトレーナーの第一人者・中野ジェームズ修一氏。2014年から青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導を担当、15年以降も箱根駅伝7回中5回優勝という躍進を支えた。

フィジカルトレーナー 中野ジェームズ修一(なかの・じぇーむず・しゅういち)1971年生まれ。米国スポーツ医学会認定運動生理学士。多分野のアスリートのフィジカル強化を担当。会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB 100」でも指導。(撮影:尾形文繁)

テレワーク疲れを訴える人が今すぐにできることとして、中野氏は「動的ストレッチ」を挙げる。下図の例のように、肩や背中など気になる部位を大きく動かす方法だ。すると、その部位の血流が増え、酸素や栄養が行き渡って筋肉や関節の動きがよくなる。青学大の駅伝チームは、練習前に動的ストレッチを念入りに行うようになってから、故障者が減り、成績が安定したという。ビジネスパーソンがデスクワークで凝り固まった体をほぐすのにも有効だ。

(写真:スポーツモチベーション)

ただテレワーク疲れから脱するには動的ストレッチだけでは足りない。「疲れやすくなった原因は、運動不足で下半身の筋肉量が減ったこと。ウォーキングやランニングで筋肉を増やすことが不可欠」と中野氏は言う。

 

血行を改善する動的ストレッチ

動的ストレッチ1|肩甲骨

ひじを大きく回すと肩回りがほぐれる

デスクワークで硬くなりやすい肩関節から肩甲骨回りの筋肉。肩を基点に、ひじを正面→真上→真横→下と大きく回すと、ほぐれる

イラスト:スタジオパペル

動的ストレッチ2|首~背中

首の前後運動で肩甲骨までほぐす