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20分間の昼寝で午後も冴える スタンフォード式快眠術|仮眠編

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昼に短時間の仮眠を取ることも効果的だ。午後もパフォーマンスを維持できる仮眠とは。

(撮影:尾形文繁)

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オフィス内に専用のスペースを設けるなど、仮眠を推奨する企業が増えている。睡眠時間が短くなる中、眠いまま働いてもミスが増えるだけ。健康な人でも14時ごろにうとうとする「アフタヌーンディップ」に襲われる。

睡眠のエキスパート、米スタンフォード大学医学部の西野精治教授は「解消するには仮眠が効果的だ。経営陣や管理職は理解を示してほしい」と言う。

仮眠スペースがないなら首元を温めて机にうつぶせでも構わない。「30分以上仮眠すると、その後の集中力が低下し、重要な会議などでぼーっとしてしまう場合も」(西野教授)。夜眠れなくなるおそれもあり、20分程度が望ましい。

自宅でリモートワークしている場合、寝室で横になると深い眠りにつくおそれがあり、ソファなどに横たわるのがよい。理想的なのは飛行機のビジネスクラスや新幹線のグリーン車のような背もたれが倒れて、フラットに近い状態だ。

新幹線グリーン車のようなフラットに近い状態になるシートで1ランク上の仮眠環境が整う(PIXTA)

西野教授は「30分未満の昼寝をする人は、昼寝をしない人に比べて認知症発症率が約7分の1というデータもある。一方で、1時間以上だと発症率は2倍も高かった」と健康面への影響も指摘する。

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