トランプ前政権下で、米中関係は貿易戦争と呼ばれるほど緊張した。では国際協調主義を打ち出すバイデン政権は、中国との関係を改善できるのか。

米国の新政権発足前後から、両国は早速、台湾問題でさや当てを始めている。日本時間1月21日の大統領就任式には、台湾の駐米代表が米台断交後初めて参列した。23日にはプライス国務省報道官が声明を発表し、「中国が台湾を含む隣人たちを威嚇し続けている」「台湾が十分な自衛力を維持できるよう支援し続ける」と言及。レーガン大統領が台湾に武器売却継続などを約束した「6つの保証」も持ち出して、台湾問題への「岩のように堅い」関与を表明した。

対して中国は、23日と24日に台湾海峡南西域の台湾の防空識別圏に合計28機もの軍用機を侵入させた。28日には国防部が、戦闘機映像とともに呉謙・国防部報道官の発言動画を公表。呉氏は「中華民族の長い歴史の大河の中で、一握りの『台独』分子の『独立』を求める行為など泡のようなもの」と評し、「戦争」の可能性に触れて台湾を恫喝(どうかつ)した。