(花咲かずなり/PIXTA)

日本郵便では局員による横領や窃取が絶えない。

大阪府堺市にある堺中郵便局の元総務部長(56、当時、以下同)が昨年12月、大阪府警に逮捕された。顧客から受け入れた郵便切手1億3300万円相当(1000円切手13万3000枚)を裁断処分したかのように装って横領し、金券ショップで換金していた容疑だ。元総務部長に対する国税局の調査が行われたことで発覚した。

同月には長野県・佐久郵便局の窓口営業部長(45)も逮捕された。同19日午前2時ごろに同局へ侵入。金庫に保管中の現金7000万円を窃取した容疑だ。局設置の防犯装置が作動し、警備会社から110番通報があったことで発覚した。

これらを含めて日本郵便では昨年1年間で計約3.7億円、計21件の横領・窃取などの不正が起きている。うち2件が郵便局長、3件が部長によるものだ。

一昨年10月には東京都内の郵便局幹部2人が計約5.4億円の着服を3年にわたって行っていたことが報道で発覚し、世間を驚かせた。これを機に、総務省は全不祥事を速やかに公開するように指導。昨年は原則公開の最初の年だった。