なかにし・かつや 1960年生まれ。85年東京大学卒業後、三菱商事入社。電力畑を歩み、2019年4月常務執行役員、電力ソリューショングループCEO。(撮影:尾形文繁)

世界が脱炭素に向けての動きを加速している中で、どのような分野を強化していくのか。三菱商事・電力ソリューショングループの中西勝也CEO(最高経営責任者)に話を聞いた。

──2020年に菅義偉首相が50年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量を実質ゼロにすること)を掲げました。今後の事業環境の変化をどうみていますか。

中国も60年までにカーボンニュートラルにすることを掲げた。世界各国が共通の課題として脱炭素に取り組んでいる。長い間電力事業に関わってきた私からすると、経済構造や社会構造が大きく変わる歴史の転換点が来ていると感じる。三菱商事にとっても大きなビジネスチャンスだ。

とくに、再生可能エネルギーについては最も力を入れていかなければならない事業で、中でも洋上風力が柱になる。三菱商事は10年から欧州で洋上風力プロジェクトに参画しており、国内商社でトップの実績を持つと自負している。

再エネ先駆者を買収