直接接客して化粧品を販売する美容部員が、コロナ禍における不安な気持ちを打ち明けた(写真:xiangtao PIXTA)
化粧品業界を取り巻く環境はコロナ禍を機に激変した。インバウンド需要の蒸発に加え、外出自粛にマスク着用の定着化。化粧品が売れない中、店頭で接客をし、化粧品を販売する美容部員たちは何を思うのか。現役の若手美容部員4人に個別に取材をして座談会形式でまとめた。

――1月8日に2度目となる緊急事態宣言が発令されました。皆さんの職場は現在どのような状況ですか。

商業施設勤務:お客さんが減った。店舗が入っている商業施設の館内には従業員しかいないんじゃないかと思うくらい。「お店を開けていても売れない」と思ってしまう。うちの店がある商業施設内の従業員の中からも新型コロナ感染者が出始めている。正直、出勤したくない。

メーカー直営店勤務:私もコロナ感染が怖い。今は行っていないが、(顧客に直接化粧を施す)タッチアップはしたくない。顔を近づけて会話するので、飛沫感染のリスクは高いと思う。インフルエンザなどの感染リスクをこれまで負っていたのだと今回のことで気づいた。

一度目の緊急事態宣言では店舗が休業したので在宅勤務となったが、現在は時短勤務中。「コロナ感染防止」のためとして2020年の11月後半から時短勤務が続いている。所定労働時間の7時間半に対して今は5時間の勤務という状況。