トランプ支持者による米連邦議会議事堂襲撃事件は、米国政治の混乱を象徴する(新華社/アフロ)

ミドル・アメリカン・ラディカルズ、頭文字を取ってMARsという。あえて訳せば「米国中産階級過激派」だ。トランプ政権誕生前後に論議された。本をただせば、1970年代、米国政治が激しく流動化した時期に、その震源とみられた「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)」を指して一部で使われ出した言葉だ。

トランプ共和党政権からバイデン民主党政権へと移った今、改めてMARsを考えてみたい。政権交代を前に起きたトランプ支持者らによる米連邦議会議事堂襲撃事件は、米国で吹き荒れるポピュリズムを強く印象づけたからだ。