まえだ・ゆうじ 1987年生まれ。2013年にDeNA入社、15年にSHOWROOMを設立。無料の仮想ライブ空間「SHOWROOM」は、会員数460万人、配信者33万ルームを誇る(20年10月末)。(撮影:今井康一)

2020年はSHOWROOM事業が配信者数、視聴ユーザー数とも、4〜5月の緊急事態宣言を契機に急拡大した。  

リアルでイベントに行けない方々の可処分時間が一気にオンラインに向かったことがシンプルにドライブした現象とみる。指標の中でもとくにギフティング課金者数が伸びたのは、コミュニケーションによって心の隙間が少し埋められる等「誰かの役に立ちたい」といった、人同士の心のつながりに価値を感じる視聴者が今まで以上に増えたからではないか。

われわれはライブ配信業界の中でも配信技術やインフラに優位性がある。レーテンシー(配信者と視聴者のタイムラグ)は0.5秒とほぼリアルタイムで、市場平均の10分の1以下のスピードを誇る。かつサーバーの帯域も厚く、同時視聴で受け入れられる人数も国内屈指だ。今、とにかく、タッグを組めるECプラットフォームのパートナーを探している。