「ウチは100億円以上儲かる会社は少ないけど、数十億円儲ける会社が育っている。これは強い」と語った岡藤社長(撮影:今井康一)
2016年12月17日号の週刊東洋経済では「三菱商事vs.伊藤忠」を特集。2015年は中国国有企業に6000億円を投資。さらに2016年3月期は利益で総合商社トップに躍り出るなど、伊藤忠商事の猛烈な追い上げが目立っていた。当時のインタビューで岡藤社長は、「ウチは100億円以上儲かる会社は少ないけど、数十億円儲ける会社が育っている。これは強い」と語っていた。

──この中間期も純利益で総合商社トップでした。

基本は社員一人ひとりの努力あるのみや。それと三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)の重みを理解すること。きれい事じゃなくて、実際そう思うんだよ。

たとえばいま一部の資源価格がものすごく上がっている。権益を持っている商社は儲かるけど、その先(川下)はみんな苦労する。価格上昇の影響は原料を購入する鉄鋼メーカーだけじゃなく、自動車メーカーやユーザーまで全部に及ぶ。こうした商売は長続きしないと思っている。

一生懸命コツコツと 小銭を稼ぐことが大事