手術支援ロボットの「hinotori」。米ダビンチの牙城を崩せるか

航空機の機体やエンジン、鉄道車両、大型バイクなど多様な事業を抱える川崎重工業。中でも三菱重工やIHIと同じく米ボーイング向けを中心とする航空機関連が大きな収益源だが、それが激減した影響は大きい。

2021年3月期は航空宇宙システム部門だけでなく、大型バイクを含むモーターサイクル&エンジン部門なども赤字に転落する見通しだ。事業領域は広いものの、もともとトップシェアを握る事業が少なく、安定した収益基盤が見当たらないのが悩みの種だ。

そうした中、20年6月に就任した橋本康彦社長が成長分野として掲げるのが、自らの出身である精密機械・ロボット部門だ。コロナ禍でもこの部門は比較的堅調を維持している。