ひがしはら・としあき 1977年徳島大学工学部卒業後、日立製作所入社。日立プラントテクノロジー社長などを経て、2014年社長兼COO。16年から現職。65歳。(撮影:尾形文繁)

10年かけて激変した日立製作所。最後の仕上げに向かう東原敏昭社長に将来像を聞いた。

──2009年に22社あった上場子会社を次々整理して、ついに日立金属と日立建機の2社だけになりました。どうしていきますか。

決まったことは何もない。各トップには「グローバルで戦える形をどうするか考えてほしい」と伝えている。日立としては今、グローバルでITへの投資を増やしている。この投資の方向が同じであれば、現状のままグループ内に置くが、全然違う場合にはバランスシートに連結して持ってはおけない。日立の株主に対して説明できないからだ。

──日立建機は海外比率が日立製作所より高く、日立ブランドの先兵役として存在感もあります。また日立のIoT基盤「ルマーダ」とも親和性があります。

確かにそういう側面はあるが、日立の持ち分比率が約51%もあり、本当にそこまで要るかは別議論だ。彼らももっと縛られずに成長したいだろう。海外でうまくいっているときはいいが、何かあればブランドは毀損する。

──日立金属(日立電線を吸収合併)は、日立化成とともに「御三家」と呼ばれてきた名門企業です。