柳川範之 東京大学大学院教授(やながわ・のりゆき)1963年生まれ。慶応大学通信教育課程卒業。93年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。東京大学助教授などを経て2011年から現職。主著に『法と企業行動の経済分析』『独学という道もある』など。(撮影:今井康一)

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界中が激動の渦に巻き込まれた。新しい年に気分一新といきたいところだが、残念ながら依然として感染拡大防止が大きな課題になっている。

このような状態がいつまでも続くと、それが長期的にも大きなインパクトを持ってしまうのではないかと、どうしても考えがちだ。とくにコロナの終息時期が見通せない状況ではそうだ。

しかし、現状に対してかなり悲観的な感染症専門家の間でも、この状態が5年も6年も続くと予想している人は少ない。そうであれば、そのくらいの期間には、経済活動もまた活性化してくるということだ。