教育長官に就任するミゲル・カルドナ氏(中央)の下、公立学校の改革が始まる(ロイター/アフロ)

米国で約30年にわたって続けられてきた学校選択の取り組みが、岐路に立たされている。

1月20日に発足するバイデン政権は、教育格差の解消を目的に公教育の充実をうたう。幼稚園から高校までの公教育に関し、連邦政府の予算を3倍に増やす方針だ。

教育行政をつかさどる教育長官には、公立学校で教鞭を執った経験のあるコネティカット州教育長官のミゲル・カルドナ氏を指名した。同氏は、「多くの生徒にとって、公教育は手入れされずにしおれたバラのようなものだ」と指摘し、「そのすばらしさと目的を守るために、卓越した庭師にならなければならない」と改革に意欲を示す。