医療現場は地獄の戦場だった!(大内 啓 著/井上理津子 聞き手/ビジネス社/1400円+税/224ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。
[Profile]おおうち・けい 1978年大阪市生まれ。12歳で渡米し、2009年ジョージタウン大学医学部卒業。ハーバード・メディカル・スクール助教授。ブリガム・アンド・ウィメンズ病院救急部指導医。コロナ禍で、ERの最前線に立った。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の新型コロナによる死者数が170万人を超えたという(2020年12月22日時点)。最も多い米国では30万人を超え、1日の死者数が3000人以上の日もある。いまだ収束の気配は見えない。

医療現場は果たしてどのような状況にあるのか。本書は、米国で感染が爆発的に拡大する中、ボストンで救急現場に立ち続けた日本人医師の現地リポートだ。

ハーバード・メディカル・スクールの助教授だった著者は20年3月、大学から指令を受ける。「すべての研究をストップして臨床に入れ」。新型コロナ罹患(りかん)者たちが絶えず搬送されてくる救急救命室(ER)の最前線に立つことになった。