コロナ禍であらゆるデータの「つなぎ直し」が求められていると強調した丸岡亨社長(撮影:今井康一)
NTTグループで海外事業の“顔”として展開を拡大してきたのが、NTTコミュニケーションズ(コム)だ。祖業は国内の長距離電話や国際電話だが、大規模な通信網を生かし、法人向けのネットワーク構築やデータセンター、クラウドで成長してきた。
NTTドコモの完全子会社化によるグループ再編では、これまで手薄だったドコモの法人事業をNTTコムが持つ法人の顧客基盤やソリューションで強化する戦略だ。数ある法人向けビジネスの中で、NTTコムの特長はネットワークやデータセンター、クラウドサービスといった「プラットフォーム製品」を多数の顧客に提供することにある。
ドコモとの連携や固定電話の縮小を埋める戦略について、丸岡享社長に聞いた。

従来のドコモとの連携に”反省点”

――NTTの澤田純社長は、NTTドコモを完全子会社化し、NTTコムとの連携を強めることを表明しています。具体的にどのような検討が進んでいますか。

われわれのベースは固定回線だったが、ドコモと連携してモバイル回線の力を借りることで、顧客に提供できる“つなぎ方”の幅が広がる。NTTコムの事業をドコモに移管するという話も出ているが、どのような体系でやっていくかはこれからの検討になる。ただ連携が強まるのは間違いない。