土屋哲雄専務は「人を自分たちで育てられる体制をつくらないと、『100年続く経営』はできない」と述べた。写真は2020年3月(撮影:尾形文繁)
ここ数年のワークマン飛躍の立役者である土屋哲雄専務。ワークマン入社に当たり、創業者からは「人を育ててください」と頼まれた。前編では創業者からベイシアグループに誘われた経緯や、ワークマンの経営に携わるうえでの考え方を聞いた。
後編ではカインズとの関係を詳しく語った。そして、グループ全体を率いるカインズ・土屋裕雅会長のリーダーシップについて、「昭和の頑張り型でも、平成の群れる仲間主義でもない、新しいグループガバナンス」と評した。

カインズから受けた影響

――ワークマンとカインズが同じグループとはあまり知られていません。グループ会社同士、どのように連携しているのでしょうか?

ばらばらの経営だけど、意外とノウハウやバックオフィスの共有は進んでいる。例えば、ワークマンの経営企画部長がカインズの経営企画部長に聞くと何でも資料をくれる。カインズの作業服の売り上げも見られるくらい(笑)。

グループ会社の幹部が出る毎月の会合で、カインズではこういう取り組みを始めた、ワークマンではデータ経営がここまで進んだとか、グループ内で新しい取り組みを紹介し合っている。その中で面白い内容があれば、実際に社員を派遣して詳しい話を聞きに行く。

――各社の性格を表現すると?