2019年1月24日の東京オペラシティ コンサートホールでの演奏会の様子。*今年の公演ではソーシャルディスタンス確保のため、オーケストラと合唱の配置が異なる(©大窪道治/写真:東京オペラシティ文化財団)

2020年も終わりに近づき、クラシックの世界ではいよいよ『第九』、すなわちベートーヴェンの『交響曲第9番』(合唱付き)の季節到来だ。ところが、コロナ禍の中ではいささか状況が違う。例年なら12月だけで150回を超える『第九』公演が、今年はほんの数件。年末の風物詩も期待できないと思っていた。

そんなとき、「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」による『第九』公演が12月27日の14時からと18時から、東京オペラシティ コンサートホールで行われると発表された。BCJは、世界最高峰のバッハ演奏団体だ。そんな彼らが、なぜ今『第九』に挑むのか。BCJの音楽監督、鈴木雅明氏に話を聞いた。