「エンハーツ」は新しいタイプの抗がん剤

製薬業界で時価総額トップの座を中外製薬と争っているのが第一三共だ。今年1月に米国、5月には日本で乳がん向けに発売されたばかりの、同社が創製した新しいがん治療薬「エンハーツ」への期待が高まっている。

年間売上高1000億円超えが大型薬の目安とされている製薬業界にあって、エンハーツの売上高はピーク時には5000億円を超えると予想する市場関係者も少なくない。発売初年度の売上高は324億円にまでなる見込みで、今後は“超”がつくほどの大型薬として、第一三共の大黒柱となる可能性を秘めている薬だ。

2020年度は研究開発費が膨らむため大幅な減益を見込むが、株式市場はその先の成長を見ている。

統合成果の新技術