(Taka/PIXTA)

大規模な人員リストラが続いている製薬業界。研究職や開発職ももちろん例外ではないものの、製薬各社がまず手をつけるのがMR職。当然、転職市場の主役はMRである。

一般に新薬メーカーの給与水準は高い。40歳前後になれば年収1000万円は超える。医薬品という特殊な製品を扱っていた「ヤメMR」たちはどのようにして新天地を見つけているのだろうか。

「ここ数年の早期退職ラッシュで、40代以上の登録が増えている。中でも、生活習慣病領域を担当していた方が多い」と、リクルートキャリアのキャリアアドバイザー・増間大樹氏は話す。

ほかの製薬会社に同じMRとして転職することを望む人が多いそうだが、MRの人数全体が減る中で、それは簡単ではない。

「製薬会社は最近、生活習慣病領域には注力しなくなっている。そのため生活習慣病での経験が長いと企業からの求人が少なく、苦労する場合が多い。求人はがんなどの専門性が高い領域にシフトしてきてはいるが、絶対数自体が少ない」(専門職の転職支援会社「クイック」の人材紹介事業本部の香本牧子氏)。ただし、MRの転職では若手が有利ということはなく、経験があって即戦力になる中堅以上も求人があるという。