在宅仕事の全貌を知る Part1 デジタル小商い|コロナ禍でニーズ沸騰

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副業での平均年収は63万円。ITを利用したデジタル小商いで稼ごう。

(nonpii/PIXTA)

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コロナ時代の副業では、自宅のパソコンで仕事のほとんどが完結する、デジタル小商いの“在宅仕事”を希望する人が多い。どんな仕事があり、いくら稼げるのか。全貌を見ていこう。

下図を見てほしい。在宅仕事の案件数と報酬の目安を示している。右へ行くほど案件数が多く、上へ行くほど報酬は高い。インターネット上で仕事を仲介している複数のスキルシェアサービスの情報を基に本誌が独自集計をした。

在宅仕事の3類型

まず、単価は低いが仕事の需要が多い仕事としては、上図「事務系」のデータ収集・打ち込みやテープ起こし、「ライティング・広告系」の記事作成や翻訳などがある。これらは“コツコツ型”といえるだろう。仕事量に応じて報酬も上がる仕事が多いため、地道に仕事を重ねれば高額報酬も夢ではない。初めはスキルがなくても、独学や短期間の講習受講などで身に付けることが可能なため、「自分には特技がない」と悩む人におすすめだ。

対して、単価が高く需要も高い仕事は、「IT系」が圧倒的に多い。ホームページ(EC〈ネット通販〉サイト)制作、会計などのソフトウェア開発、Webデザインなどが該当する。大型の開発案件であれば1件で数十万円以上の高額報酬を受け取ることも可能だ。それなりに専門的なスキルが求められるため、ITエンジニアが本業の人に向いている。“スキル活用型”の仕事といえよう。動画撮影・編集などの「写真・映像系」もここに入る。漫画・イラスト作成やロゴ作成などの「デザイン系」の仕事もスキルが必要だが、単価はIT系に比べると低めだ。

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