「未経験者OKの仕事に、とにかくたくさん応募しました。おかげで今では月に40万円前後の収入を得られるようになりました」

そう語るのは、千葉県在住の「むこうじま ちえ」さん(ハンドルネーム)。高校を卒業してすぐ結婚。その後はほぼ専業主婦。歯科助手などパートタイムの仕事くらいしかしたことはなかった。だが今はパートをすべて辞め、テープ起こし・文字起こし専業で、稼げるようになっている。税務署への開業届も提出した個人事業主である。

ノートパソコンをスタンドに置いて高くし、外付けキーボードで効率的に入力

仕事の受注は、クラウドソーシングサービス大手、クラウドワークス経由のものが中心だ。テープ起こしは、発注者から音声データや映像データを受け取り、ワードを使って文章にする。文字起こしは、データ化されていない紙媒体の書籍をテキスト化する。Web記事で利用するためだ。こうした作業はすべて自宅で行っている。

発注者は企業が多く、個人もいる。内容はインタビュー、講演会、会議など。コロナ禍では、録画された動画会議を文字にしてほしいという依頼が増えている。音声のみのものと違って、発言者が明確にわかるため作業がはかどるという。