きたお・よしたか 1951年生まれ。74年慶応大学経済学部卒業後、野村証券入社。92年野村証券事業法人三部長、95年ソフトバンク常務などを経て、99年ソフトバンク・インベストメント(現SBIホールディングス)社長兼CEOに。(撮影:尾形文繁)

──第4のメガバンク構想が目標としていた10行に届いていません。

(提携先は)もう決まっているんだけど、相手には株主もいる。金融庁にも話をしに行かなければならないとか、遅れているのにはいろんな理由がある。新型コロナウイルスの感染者数が増えており、「東京から来ないでほしい」という意識も強い。だからといって、こういう(提携の)話をZoomでやるというのも適当ではない。

──政府が地銀の再編を期待しています。

10行の中で、自らの意思で統合を決断する銀行があったとしても、それはそれ。われわれが再編や統合を主導するものではない。

──地銀の再編が必要だという議論をどうみていますか。

小さい市場に多くの地銀がいるという点で、明らかに数は多すぎる。そこで、独禁法の特例を設けたり、公的資金も出しますよと宣言したりしているわけだが、統合や再編を進めるだけでは規模の経済も働かず、生き残れないだろう。

──銀行が統合すればコストが下がり生き残りやすくなるのでは。