(Photo by Christian Wiediger on Unsplash)

月間ユーザー数20億人、1日当たりの視聴は10億時間、投稿動画の量は毎分500時間。膨大な数のユーザーと動画を抱え、今やメディアとして世界最大の規模を誇るのが、米グーグル傘下の動画共有プラットフォーム「YouTube(ユーチューブ)」だ。

ユーチューブは2005年、米決済大手ペイパルの出身者3人が共同で創業。徐々に存在が知れ渡るにつれ、テレビ番組やミュージックビデオなどの動画が投稿されるようになった。日本のテレビドラマやバラエティー番組なども多数投稿され、06年には日本国内の利用者が200万人を超えた。

そして06年11月、自社の動画サービスが伸び悩んでいたグーグルが約16億ドル(当時のレートで約2000億円)で買収した。投稿動画の著作権侵害を訴えたメディアやレコード会社とはライセンス契約を締結。グーグルの広告事業と一体となって広告主を開拓し、ネットの動画広告の成長を牽引した。

さらに、07年には動画の再生回数などに応じて投稿者が広告収入を得られる「パートナープログラム」を開始。動画投稿で稼ぐ「ユーチューバー」が登場するなど、まさに社会現象になった。

誰もが無料で投稿できるからこそ、ユーチューブはありとあらゆる動画コンテンツで埋め尽くされている。テレビと違いチャンネル数や放送時間に制限はなく、限られた関係者だけがコンテンツの制作権を握っているわけでもない。