(撮影:梅谷秀司)

大学時代から動画投稿を続けて8年のはじめしゃちょーと、7年前にUUUM(ウーム)を創業した鎌田和樹社長。ユーチューブ市場のど真ん中にいる2人に、自身と業界の展望を聞いた。

──UUUM創業時と現在とで、ユーチューブを取り巻く環境は変わりましたか。

鎌田和樹社長(以下、鎌田) 企業がユーチューバーやその事務所に向ける目が劇的に変わった。創業当時は、(広告を打診すると)「どこぞの個人になんでお金を出さなきゃいけないんですか?」という反応ばかりだったが、今は企業の側から、動画で商品を紹介してほしい、CMに出てほしいと声がかかる。直近では日本コカ・コーラの東京五輪関連の案件も経験し、社会的な信頼を勝ち取ってきたと実感する。動画の作り手と内容のバリエーションも広がった。

UUUM(ウーム)社長CEO 鎌田和樹(かまだ・かずき)2003年に大手通信会社に入社。総務、店舗開発・運営などで実績を上げ、11年から系列会社役員。その後起業を決意し、HIKAKINとの出会いを得て13年に現UUUM設立。(撮影:梅谷秀司)

──数年の間にこれだけの変化が起こったのはなぜでしょう。

鎌田 ひとえに、ユーチューバーたちの頑張りではないか。見られなくても、儲からなくても、自分が楽しいからやるという人たちが根気強く動画を増やしてきたことで市場が形成された。個人でも自由な表現で活躍できる、それを生活の糧にできるんだと、「ジャパニーズドリーム」を見せてくれた。だから憧れの職業として子どもの人気も得ているのだと思う。

会社としては、株式上場をするなど社会的信頼を得る努力をした。ユーチューバーがクレジットカードを作れない、家を借りられないといったことがザラにあった。今は(UUUMに所属していることが保証になり)こうした不便を徐々に解消できている。

──はじめさんは、自身の動画の見られ方に変化を感じますか。