開発者会議で半導体の自社開発を発表するアップルのティム・クックCEO(写真:アップル公式YouTubeチャンネルから)

米アップルが6月の開発者会議でパソコン「Mac」に採用するCPUを米インテル製から自社開発に変更すると発表し、関係者に衝撃が走った。自社製にすれば、動作するソフトの互換性に問題が生じる可能性があるが、それでもなお踏み切ったからだ。

パソコン黎明期はCPUの処理能力向上が新たな用途を生み出し、そこで重視されていたのがまさにソフトの互換性だ。そこで大きな競争力を発揮し、パソコン業界の覇者となったのがインテルだ。

しかしその優位性は昨今、揺らいでいる。CPUの種類に依存しない開発手法が定着し、問題解決のレベルが複雑化。複数の専用処理回路が必要となってきたからだ。