幅広い知識を持つ専任社員が各売り場で活躍する

ホームセンター最大手のカインズは、2019年から65歳定年を導入している。対象となるのは専任社員1000人超で、店舗ごとに雇用契約を結ぶ。

専任社員はDIYや資材、園芸、自転車、リフォームなど各自担当の売り場で働く。専門知識が求められるため、中途採用者が多く、平均年齢は50代。元競輪選手や農業者などさまざまなバックグラウンドを持っている。一定数のファンを抱える名物社員も少なくない。

65歳定年を導入したきっかけは、店舗からの強い要望だった。地場に根差した採用で、特定分野の専門知識を有する人材を募集するのは容易なことではない。例えば園芸の場合、地域ごとに特産物や育成方法などが異なる。来店客にとって、専任社員は心強い相談相手でもある。都心の店舗には、3Dプリンターを使いこなしながらDIYの講師を務める人もいる。