(zon/PIXTA)

長く働き続けるため、中高年がプログラミングスキルを身に付けようとする場合、いかに学び、どう役立てるべきか。ここでは現在学習中の人や、実際にWebサイト、デジタル関連サービスを開発した人の実状を探った。

ウェブサイト開発受託が目標| 斎藤 守さん(仮名)62歳
仕事を受注するためにIT業界の常識を知る

「いずれ高齢者向けのサービスを開発したい」。そう語るのが、斎藤守さん(仮名・62)。現在Webサイト作成ツール「ワードプレス」に加え、「HTML」「CSS」などの言語を学習中だ。

2018年に大手メーカーを定年退職。会社に再雇用される道もあったが、家族の介護を抱えており、退職を決断。「何か在宅でできる仕事はないか」と考えた。

地元の自治体が募集していた在宅ワークに応募し、データ入力や翻訳などの仕事を手がけたが、「想像以上に競争率が高かった」。十分な仕事量を見いだせない中、「プログラミングができれば仕事につながるのでは」と学習を決意。まずは独学でワードプレス、HTML、CSSなどの関連本を読みあさり、オンライン教材の「プロゲート」でも学んだ。

しかし、いくら独学でコーディング(文字列の書き方)の方法を身に付けても、どうすれば仕事につながるかがわからない。「いわゆるIT業界の常識みたいなものを知らないと、仕事は受注できない」と考え、プログラミングスクールの「テックアカデミー」に入学。オンライン上で講師からマンツーマンの指導を受けた。