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何歳まで働いてもいい、働き続けることが幸せに インタビュー/ノジマ社長 野島廣司

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のじま・ひろし 1951年生まれ。中央大学商学部卒業後、有限会社野島電気商会(現ノジマ)入社。78年取締役、94年代表取締役社長就任。現在は取締役兼代表執行役社長、アイ・ティー・エックス代表取締役社長。(撮影:今井康一)

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「80歳まで雇用する」という宣言を出したノジマの野島廣司社長に、判断の理由と経営戦略の神髄を聞いた。

──80歳まで働ける会社なんて、あまり聞いたことがありません。決断の背景には何が?

今年、社内報にシニア座談会が載ったんです。これが面白いと社内で話題になったんですね(→前出記事参照)。65歳を過ぎても店舗に出て働いている方々が、あんなに生き生きとしているなんて……。

私自身は以前から「本人が望みさえすれば何歳までだって働いていいんだ」と言ってきました。ヨレヨレになるほど足腰が弱ってしまったら難しいけど、体力と気力があって本人が働き続けることを望んでいるのであれば、何歳までだって働いてもらいたいと、今でもそう思っています。

でも社内ではどこかに区切りは設けたほうがいいという話になり、平均寿命などに鑑みて、今回は80歳としました。

タイトすぎるのはつらい

──野島社長自ら69歳になった今も最前線で働いています。働き続けることが元気の源なのでしょうか?

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