マスマーケットを狙うテスラ「モデル3」。ライバルの日本車としては、日産自動車「リーフ」、バッテリーのみでも60キロメートル走行可能なトヨタ自動車のプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」が挙げられる。3車を比較すると、モデル3の特徴が際立つ。

速度計などが備え付けられているインストルメントパネルがない。車の情報はすべて中央のモニター(下)に表示

モデル3で運転姿勢を取ると驚く。あまりにもすっきりしているのだ。横一直線に貫くダッシュボードは、実にシンプル。カーナビや車両状況を映し出す15インチモニターは、ややドライバー寄りに配置されており、車内のスイッチの数は最小限。運転以外の操作の大半をタッチパネルで行う。まるでスマートフォンの感覚だ。

これに対して、リーフは普通の車という印象が強い。ダッシュボードには丸形のメーター、センターコンソールにはカーナビなどを映し出す画面がある。主婦がミニバンや軽自動車から乗り換えても、すぐになじむような各種スイッチ類のレイアウトを心がけたという。

プリウスPHVの場合、センターコンソールの縦型11.6インチ画面が強い存在感を示しており、感性、直感、近未来といった雰囲気を演出している。とはいえ、通常形式のスイッチ類も併存しており、モデル3と比べると、普通の車の域を出ていない印象が残る。

リーフもプリウスPHVも、従来のガソリン車のように速度計やスイッチなどが設置されている(撮影:尾形文繁)

すっきり鋭い独特の加速