極左集団「アンティファ」のデモ。極右集団との暴力事件が懸念されている(Keiko Hiromi/アフロ)

今年の米大統領選挙はすんなりと結果が出ず、事によると何週間にもわたり混乱するという予想は、今や常識に近い。投票の半数が期日前投票や郵便投票などになりそうで開票に時間がかかるうえ、トランプ大統領は「詐欺投票が増える」と批判、訴訟で決着をつける構えを見せている。

だが、問題はそれだけでない。過激化する左右勢力の暴力衝突が事態を激しく混乱させる懸念が、新たな論議の的になりつつある。

長年にわたり分断の溝を深めつつある左右勢力は、大統領選挙を前に互いへの疑念を強め、相手が投票結果を無視して、政権を奪取するのではないかと恐れている。