にしまき・つぐひろ 1955年岡山県生まれ。81年大阪大学大学院修了後、国鉄入社。87年JR四国入社。常務・総合企画本部長などを経て6月から現職。(撮影:ヒラオカスタジオ)

新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなったのではなく、もともと経営は厳しかったというのが当社の状況。本州と四国を結ぶ本四備讃線は黒字だが、ほかの路線は全部赤字だ。

当社は電化区間が少なく、単線区間が多く、鉄道インフラが脆弱。高速道路と比べ競争力で劣る。今まではインバウンドと観光という追い風があったが、新型コロナでそれも消えた。利用者が減っている深夜の運行本数削減を10月から実施する。運賃値上げも検討せざるをえない。ただ、値上げ幅が大きいと高速バスに客を奪われる。値上げ後も赤字経営は覚悟しないといけない。