ボイジャーから送られてきた宇宙の映像をバックに演奏するクロノス・クァルテット(©Wojciech Wandzel)

「最も古く伝統的な形態である弦楽四重奏団でありながら、彼らはロックグループなのだ。驚くべきことを彼らは成し遂げている」(スティーヴ・ライヒ)、「世の中には2つの弦楽四重奏曲が存在する。1つはクロノス前であり、もう1つはクロノス後だ」(フィリップ・グラス)。これらは、現代を代表する作曲家のライヒとグラスが「クロノス・クァルテット」について語った言葉だ。

1973年に米サンフランシスコで結成されたこの四重奏団は、20世紀の作品をレパートリーの中心としながら、さまざまなジャンルのアーティストとコラボレーションを展開。世界で最も有名で影響力のあるアンサンブルとして知られる。この秋予定されていた17年ぶりの来日公演は、コロナ禍の影響であえなく中止となり、日本のファンを落胆させた。