株主への配当は株式投資の醍醐味の1つだ。配当を増やし続けている企業は、株主還元に積極的なうえ、安定的に利益が成長し、財務も健全であることが多い。増配を続けている年数でランキングした。

1位の花王は31年連続増配と断トツ。1991年3月期の10円配から始まり、今期は前期比10円増の140円配だ。訪日客の減少や百貨店の苦戦で化粧品は低調だが、収益柱の衣料用洗剤や衛生用品が堅調。純利益を更新する見込みだ。稼いだ純利益の約半分を配当として株主に還元する。

2位は中古車オークション会場運営を手がけるユー・エス・エスと、自動車用補修・車検部品商社のSPKが23年連続で並ぶ。ともに今期は経常減益の見通しだが、増配は維持される見込み。

4位の三菱UFJリースもコロナ禍で航空機リースや北米の貨物列車が苦戦。会社は業績・配当予想ともに非開示だが、22年連続の増配が期待できる。

同じく22年間配当を増やし続ける小林製薬も、今期の純利益予想は訪日客需要が蒸発し横ばい程度ではあるものの、2円増の75円配を見込んでいる。