上場企業は今期の業績予想を公表するのが原則だ。しかし今期は、「コロナ禍の影響が読めない」として「未定」とする企業が多い。公表しても控えめになりがちだ。

『会社四季報』は業界全体の動向も踏まえ、個別企業を取材・分析したうえで、「会社計画の業績予想」と「四季報の業績予想」の2つを並列して掲載している。2つがどれだけ乖離しているか、経常利益の「乖離率」でランキングした。乖離率が大きいと、市場にサプライズをもたらし株価が反応することがある。

1位のダイトーケミックスは、半導体・液晶向けの感光性材料を製造する化学メーカー。好採算の感光性材料が半導体市況の回復に伴い期初から絶好調だ。会社の予想経常利益は6億円だが、会社四季報では15億円を予想する。

2位のケーヨーは関東が地盤のホームセンター。DIYや園芸用品、家具類の販売が好調だ。3位のアース製薬は、猛暑による虫の発生や換気のための窓開けで殺虫剤が売れている。4位のマックスバリュ西日本は、イオン系の地域スーパー。巣ごもり消費で販売好調だが、会社の業績予想は慎重だ。