イラスト:タナカケンイチロウ
週刊東洋経済 2020年9/26号
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コロナ禍でにわかに注目が集まる株式投資。その魅力と始め方を基礎から徹底解説する。

数ある資産運用の中で、なぜ株式投資がいいのか。それは大きなリターンを狙えるからだ。株価は暴落もあるが急騰もある。株式投資なら1年の運用で2倍どころかテンバガー(10倍)だって夢ではない。マザーズ上場のBASEは3月13日の774円から9月2日の1万1130円へ、半年弱で14倍以上も上昇した。ネットショップの開設支援が主力で、コロナ禍により需要が急増した。大変革期の今、BASEのように評価を急速に高める会社は出てきやすい。

株式とは、株式会社が事業を行うために集める資金と引き換えに投資家へ発行する証書のことだ。証券取引所に上場している企業の株は日々取引され、株の値段である株価は日々変動する。株価が低いときに買って高くなったときに売れば、利ザヤを得られる。この「値上がり益」こそが株式投資の醍醐味である。

ほかにもメリットがある。「配当」と「株主優待」だ。

配当は、企業が得た利益の株主への還元。1株につき何円という形で現金で支払われる。値上がり益と比べ、小さな金額になりがちだが、年間利回りに換算すると5%以上になることもある。低金利の今、魅力的な利回りだ。

注意したいのは、企業の利益によって配当も変わること。利益が増えれば配当も増え(増配)、利益が減れば配当も減らされる(減配)ことが多い。配当そのものがなくなってしまう無配転落もある。