8月8〜30日に開催された、グールドの音楽表現を学んだAIによるピアノ演奏の会場

藤井聡太二冠の活躍によって、将棋のAI(人工知能)が注目を集めている。実力的にはすでに名人を超えたといわれるAIだが、最善手の予測や対戦状況の優劣判断など、将棋観戦を面白くするのにも一役買っている。そんな折、「伝説的ピアニスト、グレン・グールドの音楽表現を学んだAIがピアノ演奏を披露」というリリースが届いた。これはぜひ体験しなければと会場の日本科学未来館へ足を運んだ。

ヤマハが開発したシステムは、グールドが残した100時間以上に及ぶ音源から学習したAIと自動演奏機能付きピアノで構成される。このシステムでは、あらゆる楽曲にグールドらしい音楽表現を適用できるという。すでに、彼のバッハ『ゴルトベルク変奏曲』を、自動演奏で忠実に再現した実績を持つヤマハだけに、今回の“グールド未演奏曲”にも大きな期待がかかった。