(terkey/PIXTA)

2兆ドル超のアップルを筆頭に、世界の時価総額上位には米国企業がズラリと並ぶ。

時価総額1000億ドル超の企業は106社(8月24日時点)。このうち米国企業は社数で57%、時価総額では64%を占める。10年前はそれぞれ51%、52%だった。近年、経済や軍事などあらゆる面で中国に追い上げられている米国だが、時価総額では米国企業の存在感がむしろ高まっている。

国の産業競争力を何で測るべきか。経常収支や特許件数、ノーベル賞受賞者数という考え方もあるかもしれない。ここでは産業を担う企業の実力に着目した。では企業の実力を示す指標は何か。

売上高や利益はその1つだろう。だが、コロナ禍で事業環境が激変する中、過去の短期的な業績はあまり参考にならない。そこで現在と未来を織り込む時価総額を物差しとした。時価総額は株価に連動する。その株価は期待や需給で変動するため、つねに正しいわけではないことは言うまでもない。

(注)世界の上場企業が対象。国/地域は原則本社所在地で  は米国企業。2020年の時価総額は20年8月24日時点、10年の時価総額は10年8月24日時点。同数値の順位の違いは億ドル未満の差による。業種は本誌で分類 (出所)S&P グローバル・マーケット・インテリジェンスのデータを基に本誌作成

勝ち組がさらに強く

このランキングからは米国企業の強さと同時に米国産業の偏った構図が浮かび上がってくる。