柳川範之 東京大学大学院教授(やながわ・のりゆき)1963年生まれ。慶応大学通信教育課程卒業。93年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。東京大学助教授などを経て2011年から現職。主著に『法と企業行動の経済分析』『独学という道もある』など。(撮影:今井康一)

緊急事態宣言が出されていたときを中心に、多くの人がテレワークを経験することになった。それだけでなく、オンラインセミナーなどを視聴した人もかなりいた。在宅勤務で自由な時間が増えたことも要因だったろうし、将来に対する不安感から、いろいろな情報を得たいと思う人が多かったせいもあるだろう。

緊急事態宣言が解除され、テレワークから通常の出勤態勢に戻ってきている企業も少なくない。そのため、今までのようには、オンラインセミナーを視聴する時間を確保できなくなったという人もいるかもしれない。

しかし、社会人が学ぶ方法として、このオンラインを通じた学習というものの可能性を、もっと真剣に考えるべきではないだろうか。なぜなら、そこには、今まで得がたかった学びのチャンスがたくさん転がっているからだ。