2016年大統領選での投票所(ミシシッピ州)(AP/アフロ)

Q1. 大統領はどうやって選ばれる?

米国の大統領選挙は4年に一度行われる。選挙運動は1年超に及ぶ耐久レース。各党が予備選挙で候補者を1人に絞り込み、夏の党全国大会で正式に指名された候補者が本選挙に向けテレビ討論会などで争う。事実上は民主・共和両党候補の一騎打ちだが「第3の候補」が出馬することもある。

11月の投票日には、18歳以上の登録済み有権者が各党候補に投票(一般投票)し、各州で最も多い票を集めた候補がその州に割り当てられた「選挙人」をすべて獲得する「勝者総取り」方式を取る(2州を除く)。全米の選挙人538人の過半数270人以上を獲得した候補が当選となる。

各州の選挙人は人口に応じて配分されており、選挙人の多い州を制することが重要だ。ただ、多くの州は両党の優劣がはっきりしているため、勢力が拮抗している接戦州が勝敗のカギを握る。全米の総得票数で上回っても、接戦州で敗北すれば選挙に負ける場合もある。前回選挙ではクリントン氏が得票率でトランプ氏を2.1ポイント上回ったが、獲得選挙人数で232対306と大敗した。

獲得選挙人数が269人で同数の場合や、各候補とも過半数を得られない場合、大統領は下院、副大統領は上院が投票で選ぶ。

新大統領は12月に行われる形式的な選挙人投票を経て、翌年の1月20日に就任する。憲法の定めにより、大統領を務めるには出生時に米国市民となっており、35歳以上で、14年以上米国に居住していなければならない。大統領の3選は禁止。

Q2. 大統領選の投票日が11月の火曜日なのはなぜ?