国際情勢に影響を与える事件に関して、真相がよくわからない場合がある。そういうときには無理にこじつけて解釈するのではなく、なぜわからないのか、その理由を明らかにする必要がある。

ロシアの反体制ブロガーで政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイ氏が8月20日、西シベリアのトムスクから飛行機でモスクワに向かう途中、体調不良を訴え、飛行機はオムスクに緊急着陸した。ナワリヌイ氏は病院に運ばれたが、意識不明の重体だ。ロシア政府が事実上運営するウェブサイト「スプートニク」(日本語版)は22日、こう報じた。〈ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は20日に中毒症状で病院に搬送された。ナワリヌイ氏はシベリア西部トムスク発モスクワ行きの飛行機に搭乗していたが、同氏の体調急変に伴い西シベリアのオムスクに緊急着陸した。ナワリヌイ氏は現地の第1救急病院に搬送され、意識不明の重体と報じられていた。/その後、病院で行われた尿検査でナワリヌイ氏から毒物は検出されなかったとの発表があった。病院側は体調の急変について、血糖値の急激な低下によるものと診断している。/これに対し、ナワリヌイ氏が率いる非営利団体「反汚職基金」の広報担当者、キラ・ヤルミシュ氏は同氏が朝から紅茶しか飲んでいなかったことを指摘し、紅茶になんらかの毒物が混入されたとの見方を示している〉。