またか、と思うことがある。ジョブ型雇用導入の掛け声が高まっていることに対してだ。

ジョブ型とは職務をベースにした雇用形態だ。仕事内容や必要スキルなどを定めた職務記述書を作り、これに基づいて仕事や評価を行う。客観的に給与水準が決められることや、人材の流動性を高められることがメリットとされる。

対して、日本の雇用慣行はメンバーシップ型とされる。職務ベースではなく、会社に属するメンバーに対して仕事を割り当てる。会社命令での配置転換や転勤も受け入れる代わりに、給与を増やす責任は会社にあるとする考え方だ。