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がんと診断されたら、誰もがショックを受けるはずだ。これからどんな治療を受けるのか。病気の進行や抗がん剤治療に伴ってどんな苦痛があるのか。あとどのくらい生きられるのか。患者本人もその家族も不安に駆られ、悩みは尽きない。

「がんになっても慌てない」のはもちろん無理だが、がんやがん治療の基礎的なことを知っておくだけで、いたずらに恐怖感を抱かずに済むかもしれない。

がんの治療で知っておきたいことは何か。ここでは、がんをめぐる基礎的な情報のいくつかを紹介したい。

がんは1981年から日本人の死因の首位を占め続けている。現在では生涯のうちにがんになる確率は男性で65%、女性で50%。誰もががんになる時代だ。

ただし治療技術が進歩し、根治の目安とされる5年生存率は全体としては6割を超え、「不治の病」ではなくなっている。とくに早期発見できた場合は、かなりの確率で根治が見込めるようになっている。胃がんや大腸がん、乳がんなどでは、早期である1期(ステージ1)で治療を始めれば、5年生存率は90%を超える。

他方で、自覚症状がほとんどなく発見が遅れがちな肝臓がんや膵臓(すいぞう)がんの5年生存率は50%を切っている。ただし肝臓がんなどは、早期発見した場合の生存率は着実に改善している。現在もさまざまな治療法や検査法が開発されつつある。

3大治療でがんを攻める