地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備プロセスを停止する──河野太郎防衛相が突然、こう表明したのは6月15日のことだ。

これを受けて日本政府は9月までにミサイル防衛の代替案を検討し、年内に「国家安全保障戦略」を改定する予定だ。わずか3カ月で代替案をまとめるのは、概算要求に間に合わせるためだろう。

イージス・アショアの配備を停止するのは、迎撃ミサイルを発射したときにエンジン部分(ブースター)が基地の外に落ちてしまうおそれがあるというのが理由だ。その可能性をゼロにするには、改修の費用と期間が多大となることが今になってわかったという。