とがわ・まさのり 1949年生まれ。北海道出身。小樽商科大学卒業。73年ダイキン工業入社。2002年取締役、04年常務執行役員、07年専務執行役員、11年社長兼COO、14年6月から現職。同社の内部統制委員会委員長も務める。(撮影:ヒラオカスタジオ)
世界最大の空調機器メーカー、ダイキン工業。株価は3月中旬を底に上昇し、上場来高値も更新。コロナ禍で求められる換気や空気質など安心・安全の担い手として注目される。十河政則社長兼CEOに聞いた。

──2020年度の連結営業利益は前期比36%減の1700億円と予想しています。8月に期初計画から200億円ほど上方修正しましたが、新型コロナウイルスの影響をどうみていますか。

当初計画と実際とで違っているのは住宅用エアコンが大きい。在宅勤務による巣ごもりが想定以上で、需要が大きく伸びている。家にいる時間が長くなれば、そこの環境をよくしようと思うのだろう。

一方、業務用エアコンは企業などの設備投資が進まないため厳しい。コロナの影響は上期でほぼ収束して下期は需要が回復していくとみていたが、回復は全体としてもう少し先になりそうだ。

──コロナ禍で厳しい中、どう攻めていきますか。