(Fast&Slow/PIXTA)
週刊東洋経済 2020年8/29号
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今年の10難関国立大学(旧7帝大+東京工業大学、一橋大学、神戸大学)の一般入試志願者は全大学で減少した。これはこの40年の間に一度もなかったことだ。10大学合計で前年比4.4%減だった。2021年から大学入学共通テストが始まるため、浪人を避けたいと考える受験生がより増加した。そのため、志望校選びも安全志向が強まった。

志願者が減ったとはいえ、難関国立大に挑戦したのは、かなり高い学力層が多かったとみられる。では10難関国立大への合格者が多かった学校はどこか。作成したのが、「難関国立大合格者数ランキング」だ。ランキングは各地域のトップ校を見るために総合順位上位300校を都道府県順に並べているが、ここでは総合順位上位校の特徴を見ていきたい。

トップは開成、2位北野

総合首位は東京の開成の234人だ。東京大学合格者数が185人で39年連続トップとなった。昭和の終わりから平成を通じ、令和の最初の入試でも合格者数トップに立った。東京大合格者が10大学合格者数の8割近くを占める。

2位は大阪の北野で218人。京都大学合格者が昨年より28人増の100人で、3年連続のトップだ。3桁になるのは、09年の洛南の105人以来11年ぶり。大阪大学、神戸大を合わせると189人になり、10大学合格者に占める割合は86.6%に達する。近畿圏の大学に強いことがわかる。