週刊東洋経済 2020年8/29号
書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

横浜市立南高等学校は、今春の東大推薦入試で合格者を2人出した。2人合格は全国でも7校のみ。昨年も1人合格しており、勢いに乗っている。神奈川県の公立高校では横浜翠嵐(すいらん)、湘南が2強とされるが、東大推薦の実績に限れば両校を上回る。

躍進の背景には総合的な探究の時間で実施している独自のカリキュラムがある。同校は2012年に中学併設型の中高一貫校となったが、中学校では「EGG」という総合学習で研究の素地を養う。

15年、文部科学省がグローバル人材の育成に取り組む高校を指定するスーパーグローバルハイスクール(SGH)となったことを機に「TRY&ACT」と呼ぶカリキュラムを導入した。内容は東南アジアの課題解決につながるビジネスを考案するものだ。1年生はTRY期と位置づけ、世界を対象に広く学ぶ。宿泊研修ではJOCA(青年海外協力協会)や外国人講師との交流を通して異文化に対する理解を深める。ACT期の2年生は、シンガポールでフィールドワークを行い、グループで研究、論文にまとめる。

来年は米ニューヨークの国連本部を訪れる予定だ

生徒自ら海外で調査