有料会員限定

「高松高校のネットワークが役に立っている」 国民民主党 玉木雄一郎代表

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 最新
拡大
縮小
「自分の根っこは地方にある。いってみれば土着の保守だ」と語る玉木代表 (撮影:尾形文繁)

特集「本当に強い高校」の他の記事を読む

政・財・官界で「名門公立校」の人脈力が注目されている。大蔵官僚から政界に転じた国民民主党・玉木雄一郎代表は、香川県立高松高校出身で母校愛も強い。野党再編に揺れる中、高松高の人脈力と、高校や郷土が育んだ政治観を聞いた(インタビューは7月31日に実施)。
※ 本記事は8月29日号63ページ掲載インタビューの拡大版です。

縦横斜めのつながりが役立つ

──高松高校はOBの交流が盛んだと聞いていますが、実際はどうなのでしょうか。

東京玉翠会という同窓会組織があって、毎年7月に総会をやっていた。地方の公立高校の東京同窓会では最も多数を集める会として有名で、ものすごく母校愛が強い。会には通商産業省の事務次官だった渡辺修さんもいらっしゃった。私もそこに初めて出て、高松高の同窓が官界のいろんなところに人材配置されていて、広いネットワークがあるなと実感した。

東京玉翠会ではゴルフ部をつくって、よくゴルフに行っていた。SMBCの先輩をはじめ、金融業界、証券業界、コンサルティング会社の人がいて、業界のいろんな話やナマの情報を聞けてすごく役に立った。もちろん役所の官僚もけっこういる。

「地方から出てきて東京で頑張っている」という、田舎者同士のド根性があるせいか、非常につながりが深い。経済学者や、評論家の秘書の同級生もいて、そうした同窓からの紹介で対談を実現させたりするなど、縦横斜めのつながりが非常に役に立っている。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
本当に強い高校
早慶上理への最短ルート
東大、京大、難関国立大
Part5|大学合格力ランキング
ビリギャル教えた塾長が指南坪田塾 塾長 坪田信貴
コロナ禍の影響は?
他大への進学でも実績
Part4|大学付属校の真の魅力
政・財・官で威力発揮
国民民主党 玉木雄一郎代表
進学実績で逆転現象起こる?
Part3|名門公立校の底力
さらに充実した「高校無償化」
私立高の支援条件が2020年度から拡大
就職は理系大卒生より有利
東大・京大にも合格者
隠岐島前高に延べ150人以上が留学
Part2|子が際立つ選択肢
「eスポーツ部」が拡大中
部活でゲームをする時代
「オンライン対応力で差、指導書なぞる授業は淘汰」
インタビュー/西 和彦・元マイクロソフト副社長の教育論
ウィズコロナに不可欠
新受験時代の必須スキル
東大推薦で翠嵐と湘南を上回る
Part 1|新受験時代に勝つ高校
本当に強い高校
大学入試改革で学校の評価が激変
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内