(Bongkarn Thanyakij/PIXTA)

スマートフォンの顔認識をはじめ、AI(人工知能)の活用がさまざまな分野で広がっている。AIを開発する際に、実質的な標準となっているプログラミング言語がPython(パイソン)だ。人気の要因は「ライブラリ」が充実していることにある。

プログラミング言語には、「関数」という仕組みがある。複数の命令文による処理を1つにまとめたもので、コードを1行書くだけで実行できる。そして複数の関数などをまとめたのがライブラリだ。

ライブラリにある関数を使うと、高度で複雑な処理のコードを一から自分で書いて作る必要がなくなる。例えるなら、木を切るときにのこぎりを自作する必要はなく、提供されている工具箱(ライブラリ)内に準備されたのこぎり(関数)を使えるという話だ。

パイソンは、AIや画像加工といったカテゴリーごとのライブラリがほかの言語よりも多彩だ。文法もシンプルでわかりやすい。

ここでは入門として、写真を自動でリサイズするソフトを作っていこう。画像が横長なら幅800ピクセル、縦長なら高さ600ピクセルを上限に、縦横比を保ってリサイズする(横長、縦長は自動判定)。写真はCドライブの「pictures」フォルダー内に、「001.jpg」「2019北海道旅行.jpg」「P_20190821.jpg」があるとする。

開発環境を準備しよう。今回は定番の「Anaconda(アナコンダ)」を使う[図8]。必要なツールや主要ライブラリがそろい、無料で使える。インストールも簡単だ。コードはアナコンダに同梱された、Webブラウザー上で動く「Jupyter Notebook(ジュピターノートブック)」で記述・実行する。

(Anacondaのサイトはこちらhttps://www.anaconda.com/products/individual

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