ふばさみ・せいいち 1960年生まれ。東京都立大学卒。東京電力入社後、経理部、茨城支店水戸支社長、執行役員経営企画本部事務局長、副社長などを経て2020年4月から現職。(撮影:梅谷秀司)

東京電力ホールディングスは再生可能エネルギー事業を分社化し、今年4月「東京電力リニューアブルパワー」が事業を開始した。エネルギーの脱炭素化に向け、再エネに本格投資する。

──コロナ禍で化石燃料の価格が下落していますが、再エネ投資への逆風になりませんか。

気候変動問題を克服するうえで、脱炭素化の流れは変わらない。再エネ開発は停滞せず続くとみており、当社も投資のスピードを緩めることはしない。

──分社化した理由は。

1つの会社組織にすれば、責任を伴う一方、スピーディーに物事を決められる。また、資金調達の必要性もあることから分社化を決めた。当社は2030年代前半までに、国内外で600万~700万キロワット程度の再エネ電源を新規開発し、1000億円の利益を創出することを目指している。その場合の投資は数兆円規模になる。

水力で700億円の利益